地味子の正体はNo.1の総長!?II

手術したわき腹の傷も息をするだけで痛む。


瑞希「よいしょっ。」


そう小さく呟いて、寝室へと向かった。


全身鏡の前にたち、ブレザーのボタンを外していく。


瑞希「やっぱり。」


スカート、ワイシャツも脱ぎ、下着姿になった自分を見てまたため息をついた。


制服を着ていたら隠れる、胸、お腹、背中にいくつもの痣が出来ていて。

わき腹の傷は変色し、腫れていた。


やっばいな。病院言ったら絶対親父さんに怒られんじゃん。
もしかしたら痣があるのもバレるかもしれないし。


通院しろって言われたけど、こんな体じゃ行けないや。

ごめんね、親父さん。


――ピーンボーン


するといきなりインターホンがなり。