「正直な話、ただ 傍観することしかできなかったしな。」

「"キ"……って 読む字 あと幾つくらいあるの⁇」

「チャクとも読む着。ヒメとも読む姫。
あとは……危ない、危。」

彰の声に仁が

「危ない龍……龍危……。
いいんじゃねーか⁇」

「おぉー。いいじゃん。
爽はどう⁇」

「危ない龍ー龍危。」

「気に入ったみたいだね。
決定でいいんじゃない⁇」

こうして、爽の通り名は"龍危"となった。