「なんか、悩みがあるんだろ?」 ナツは私のとなりに、ぽすっと座り、そう言った。 「ここは、悩みを呼ぶ丘だからなぁ。」 ナツは独り言のように、そういった。 「ナツも悩みがあるの?」 私は、ナツの横に体育座りして聞いた。 「まぁーな。」 ナツは、青い空を見上げてそう言った。 そして、そっと喋り出した。 「俺の、兄貴がさ、次の王って言われてるんだけどな、あいつ、彼女と駆け落ちしてどっかいった。」 それ、めっちゃヤバい話なのでは?