「そんな奴らと絡んでる子だよ。素行はあまり良くないんじゃないかな」

そう言った猫田は髭を撫でた。

成績優秀の素行の良い舞と、

暴走族と絡みがあり、素行のあまり良くない葵。

この正反対の二人に、友情なんてあるのだろうか。

いや、きっとあってほしい。

詩音はそう信じていた。