いよいよ今日はクリスマス。
モコモコの可愛い服を着て、メイクも完璧にした。

もうすぐ拓海が迎えに来る。


いつも以上にドキドキした。


ピンポーン


インターホンが鳴った。


「はーい。」

ドアを開けると、拓海がいた。

相変わらず格好良さは変わらなくて、直視出来ない。

小さい時はそんなことなかったのにな。



「おっす。」

「お、おっす。」

「何か、いつもと違うな。」

「そっ、そう?」

気づいてくれたんだ。

いつもよりお洒落してみた。
なんかちょっと嬉しい。


「雪美、連れてけ。」

「うっ、分かってるよ。」

いつもどおりの2人。
連れてけって…。

まぁ、いいけど。


「やっぱりカップル多いね。」