「僕の家、来なよ♪」

ニコニコと言う彼。


「いや、でも…迷惑ですし……」

「だって行くところないんでしょ?」

「ま、まぁ…」

「なら、決定。さ、行こう」

私の荷物を持ちスタスタと坂道を登ってく。

「あのっ……」

「んー?なに?」

「名前は…っ」

聞かないと…

「あー、瀬戸 優空(セト ユウ)だよ!
優空って呼んで~♪君は?」

優空さん…

「私はっ、」

「待って!当てるから、えーとね
ミカ!」

「違います笑」

「じゃあ、レナ!?ミユ?」

「全然違います笑」