もしかして「別れようなんて嘘」とか「今日デートしよう」とかきてるのかな。
なんて期待をしてドキドキしながらメッセージを開いた。
でもそのメッセージはいとも簡単に俺の期待を裏切った。
“荷物は実家に送ってください。”
顔文字もなんにもない、ただ1文だけが画面に表示されていた。
…何期待してんだろう。馬鹿だ。
俺たちはもう別たんだ。
俺は腹が減ったからキッチンに向かった。
キッチンが、いや、家全体がしんみりしている。
「み…お…」
俺は思わず澪の名前を呟いていた。
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