「うそっ…なお…と…」


私はもう涙が止まらなかった。


「ほんとだよ。澪…返事は?」


そんなの決まってるよ…。


「一生直人についてきます。」


私は泣きながらも笑顔で答えた。



「澪。」


直人は私の名前を呼んでポケットからちいさな箱を出した。


そしてその小さな箱の中から小さなリングをもって私の左手にはめた。


「これ、買うのにお金貯めてたら3ヶ月もたっちゃった。ごめんな。」