それは本当かと疑った。 「無愛想だったでしょ?渡すときも無言で受け取るような奴だからさ女に対しては」 「え...そうなんですか」 「そうそう。可愛く言えばめんどくさいって思ってるだけだからさ」 「そうですか」 白いソファーに座る彼は少し寂しく言った気がした。 「もういいよ帰って、お友達にも言わないでね?」 「さぁ、それはどうでしょう」 「言ったらまたここに来てもらうからね」