今日の裏作業は泣かす部門にあたるのかもしれない
ギャルの気になっている人と違うクラスの子が被ったため


釘を刺す役目を担った。



「あの人に手出しちゃだめだからね」


なんの感情もなく、同情もせずに言ったら
冷たく聞こえるだろう。

それでいい。



こうでもしなきゃ私は逆の立場になってしまうのだから
こっちの方が楽なのだ。
例えやりたくないとか可哀想とか思っても
私はその立場にはなりたくないのだ



靴箱にゴミをいれる、教科書を隠す、黒板にウワサをチョークでカラフルに書く
トイレに連れ出して釘を刺す。



そんな私はもう...


”木原 柚乃には感情なく人を泣かせる”

”木原 柚乃に逆らったらこの学校にこれない”

”木原 柚乃はやばい奴らとかかわってる”


そんな黒いウワサになっても自業自得だった。