「君たちのような社会のくずが、私にたてついていいと思っているのか?馬鹿め。」
いついたのか、男の背後に仮面をつけた人影があった。
その人影が男に炎を手渡す。
牢屋の外から火が投げ込まれる。
前は鉄格子、後ろは炎。
逃げ道など、どこにもない。
セシルとハヤテが負傷してしまった今、風も水も出せない。
炎を消す術はもう私達に残ってなどいない。
「くそっ…もう死ぬのかよ、俺達。」
先を悟ったマシューが悔しそうに呟く。
ギュッと拳を握りしめ、激しい憤りに耐えているように見えた。
「まだ、まだ何か出来るはず!!探そう!!手段を!!」
でも、悠長に考えていられるほど余裕なんてない。
そんな時、ふと、映画で見たことがあるあの風景を思いだした。
声を上げた。
「火を持って、火を制す…
そうだ、これがあった!!」
「なんだそれ。」
フウトとマシューが怪訝そうに首を傾げる。
「内側から外側に向かって火をたくと、外側の炎が消滅するんだよ!!」
「そんなハイリスクなこと出来るの?」
マシューにそう聞かれ、言葉に詰まる。
確かに…
無風の今、ハヤテの感情が大爆発しない限り内側から風を吹かせるなんて無理だ。
私の炎があっても、風がなくちゃ…
セシルの圧力を持ってしても、負傷してるせいで傷を深めるだけな気がする。
「やろうよ。」
ハヤテが声を上げた。
深い傷の上煙を吸ってしまったせいか、かなり掠れた声であった。
立ち上がろうとするハヤテをマシューが宥める。
それでも、ハヤテは動く。
「やろう、何もやらないより、全然いい。
ねぇユイ…
俺が感情を爆発させればこれは成功するんだろ?」
こんな状況でも、ハヤテは私の心を読み取っていた。
そんなハヤテの目に、強い意志が見えた。
皆が顔を見合わせた。
私が背負っていたセシルも、声を上げる。
私の考えたことに必死に答えようとしている。
こんなにボロボロなのに。
「俺も、協力するからっ…やろっよ…」
「セシル…」
これは、私一人が判断していい問題じゃない。
だって、ハヤテとセシルの傷は深い。
「やろうぜ。
二人がこう言ってる。
俺達が考えを反映させるのが、今一番にするべきことじゃないか?」
フウトの言葉に導かれ、私達は力強く頷いた。
いついたのか、男の背後に仮面をつけた人影があった。
その人影が男に炎を手渡す。
牢屋の外から火が投げ込まれる。
前は鉄格子、後ろは炎。
逃げ道など、どこにもない。
セシルとハヤテが負傷してしまった今、風も水も出せない。
炎を消す術はもう私達に残ってなどいない。
「くそっ…もう死ぬのかよ、俺達。」
先を悟ったマシューが悔しそうに呟く。
ギュッと拳を握りしめ、激しい憤りに耐えているように見えた。
「まだ、まだ何か出来るはず!!探そう!!手段を!!」
でも、悠長に考えていられるほど余裕なんてない。
そんな時、ふと、映画で見たことがあるあの風景を思いだした。
声を上げた。
「火を持って、火を制す…
そうだ、これがあった!!」
「なんだそれ。」
フウトとマシューが怪訝そうに首を傾げる。
「内側から外側に向かって火をたくと、外側の炎が消滅するんだよ!!」
「そんなハイリスクなこと出来るの?」
マシューにそう聞かれ、言葉に詰まる。
確かに…
無風の今、ハヤテの感情が大爆発しない限り内側から風を吹かせるなんて無理だ。
私の炎があっても、風がなくちゃ…
セシルの圧力を持ってしても、負傷してるせいで傷を深めるだけな気がする。
「やろうよ。」
ハヤテが声を上げた。
深い傷の上煙を吸ってしまったせいか、かなり掠れた声であった。
立ち上がろうとするハヤテをマシューが宥める。
それでも、ハヤテは動く。
「やろう、何もやらないより、全然いい。
ねぇユイ…
俺が感情を爆発させればこれは成功するんだろ?」
こんな状況でも、ハヤテは私の心を読み取っていた。
そんなハヤテの目に、強い意志が見えた。
皆が顔を見合わせた。
私が背負っていたセシルも、声を上げる。
私の考えたことに必死に答えようとしている。
こんなにボロボロなのに。
「俺も、協力するからっ…やろっよ…」
「セシル…」
これは、私一人が判断していい問題じゃない。
だって、ハヤテとセシルの傷は深い。
「やろうぜ。
二人がこう言ってる。
俺達が考えを反映させるのが、今一番にするべきことじゃないか?」
フウトの言葉に導かれ、私達は力強く頷いた。

