「…まぁ、今までのことはもうどうでもいい。今回は何をすんだよ?」 さっきまで敬語だったカイの口調が変わっている。 こりゃ相当きてんな…笑笑 「んー、そうだなぁ。せっかくこの男子校 にユリちゃんという美女が来たことだしぃ~?使っちゃおうかなぁ?」 あ、あたしを使う? どーいうこと何だろう。 理事長も詳しくはまだ決まってないらしく、うーんと言いながら考え込んでいる。 隣から見ただけでは、カイの表情も読み取れない。 多分、理事長の次の一言を待っている。