ダンデライオン

「…えっ?」
と、朔太郎。

「マジでか?」

「麻子さん、まさかの二股疑惑?」

「うおーっ、盛りあがってきたー!」

ワーワーと騒いでいる先輩方とドヤ顔をしている忍兄ちゃんに、
「違うわよ!」

私はダンとテーブルをたたいた。

すだちうどんの中身が少しこぼれてしまったのは無視する。

「そんなもの、子供の頃の口約束じゃないの!」

そう言った私に、
「あ、何だ」

朔太郎が納得したと言うように呟いた。

「何だ、子供同士の約束か」

「チェッ、つまんねーの」

「そもそも麻子さんが二股する訳ないって言う話だよな」

先輩方はガッカリしてたけど、結果オーライと言うことにしておこう。