みきりさんはボロボロな格好でフラフラしていた私を介抱してくれたらしい。
この服も(ミニは相当ミニだったけど)みきりさんが着せてくれた服だし。
「六も昔の記憶が無いのよ。強がってはいるけどね」と、彼女は言っていた。
六も偽物の記憶を植え付けられていたという。
境遇の似た、私とホムンクルス。
みきりさんは、私を過去の六に重ねて見ていたようで、だから親身になって手助けをしてくれたという。
彼女は「これはあの仏頂面には内緒ね♪」と残して帰っていった。
「いいぜ」
束の間の沈黙の後帰ってきた返答は、私を驚かせた。
てっきり断られると……。
「あんたが助手なら退屈しないですみそうだ。それにまだ三毛猫探しの報酬も貰ってないしな。助手しながら払ってもらうか」
そう言って六は笑った。
そう、《笑った》
屈託の無い笑顔で。
始めて見た六のSmile……
「な〜に唖然としてんだよ『美姫』」
あ……私の名前……
「助手やりながら記憶を取り戻したいんだろ?なら、探偵に依頼しておくのがいいんじゃないか?」
そう言って六は右手を、差し出した。
外見とは違い、ゴツゴツした男の人の手。
「はい」
私は六の手を取った。
とても温かかった。
「依頼を追加します。私の記憶を取り戻して下さい」
飛びっきりの笑顔を六にぶつけてやった。
〜fin〜
この服も(ミニは相当ミニだったけど)みきりさんが着せてくれた服だし。
「六も昔の記憶が無いのよ。強がってはいるけどね」と、彼女は言っていた。
六も偽物の記憶を植え付けられていたという。
境遇の似た、私とホムンクルス。
みきりさんは、私を過去の六に重ねて見ていたようで、だから親身になって手助けをしてくれたという。
彼女は「これはあの仏頂面には内緒ね♪」と残して帰っていった。
「いいぜ」
束の間の沈黙の後帰ってきた返答は、私を驚かせた。
てっきり断られると……。
「あんたが助手なら退屈しないですみそうだ。それにまだ三毛猫探しの報酬も貰ってないしな。助手しながら払ってもらうか」
そう言って六は笑った。
そう、《笑った》
屈託の無い笑顔で。
始めて見た六のSmile……
「な〜に唖然としてんだよ『美姫』」
あ……私の名前……
「助手やりながら記憶を取り戻したいんだろ?なら、探偵に依頼しておくのがいいんじゃないか?」
そう言って六は右手を、差し出した。
外見とは違い、ゴツゴツした男の人の手。
「はい」
私は六の手を取った。
とても温かかった。
「依頼を追加します。私の記憶を取り戻して下さい」
飛びっきりの笑顔を六にぶつけてやった。
〜fin〜

