艶麗な夜華

「ねぇ、恭也?」




凄く辛い片想いだった。




「どうした?」


「早くしてよね」




でも、どうしてもその人を想わずにはいられなかった。




「なにを?」


「あたしに夜の仕事やめさせるの」




いつも近くに居るのに遠くて、


何度も何度も引き離して、


いっぱい傷付けていっぱい涙を流させた人。





「そんなのすぐだ。


だから今から準備しておけ」




「えっ?」




でも今は……





「俺と一緒に暮らす準備をしておけって言ってるんだよ」




大きな安心とたくさんの幸せをくれる、


大好きな大好きな人。








「恭也ぁ~っ…」



「だ、だからお前!泣くなって!」















END!