艶麗な夜華

「こ、こんなの反則なんだから…」



恭也は笑顔であたしを見ると鼻で笑い、


空を見上げた。



「お前に一つだけ教えておいてやるよ」



「ん?」



「俺は結構、嫉妬深いらしい。


さっきお前が言おうとした事が嘘だとわかっていても、


腹が立って仕方がない」



「恭也……」



その場に立ち上がると白い波を見ながら話す恭也。



「今の俺ではお前をどうこうする資格はない。


だけど、俺は必ず今の店を成功させる。


そしてまた、払わされる税金にため息が出る程金を稼ぐさ。


その時は沙希……」



「はい…」



「夜の仕事なんか辞めろ」



「えっ?」



恭也は振り返るとキツイ目であたしを見る。



「お前がどうしてもやりたいならそこまで束縛はしないけど、


その代り俺は、矢も盾もたまらず毎日不機嫌な態度を取りまくる。


しかもそれだけではとどまらず、


他の女に目移りをするかもしれない」



「はい?」



束縛はしないって言うけど、


毎日不機嫌な態度を取って、


しかも他の人に目移りするって……


これって脅しじゃん!