艶麗な夜華

こんなお店を開ける恭也は凄いけど、


やっぱりあたしはあの路地裏で小さなお店をしている……



いや……こんなの自分勝手な思い。



これほどの力がある人を、


ただのやきもちや不安で縛り付ける事はできないんだ。



「恭也!」



店に響く女の子の甲高い声。



「めっちゃ高いシャンパン入れてあげたよ!」



「ありがとう!」



フロアを歩く恭也は、あたしのところには来てくれない。



「ねぇ沙希さん?


悪いけど席外しますね」



キンが遠慮がちにそう話す。



「いいよ!」



マスターと2人になり、


あたしは気になっていた事を質問した。