艶麗な夜華

椅子の後ろにさりげなく手を回し、


女の子を包み込むように接客をするそれに、


あたしは目をそむけた。



「お待たせ沙希!」



「ありがとう!」



「それにしても笑ったよ!


恭也さんの大学の仲間がさぁ、


ホストが足りないんじゃないかって心配して、


開店前に手伝うとか言って此処に来てさぁ。


しかも5人。


まぁ、恭也さんも恭也さんで、


ホストが確保できた事をみんなに言うの忘れてたみたいなんだけど、


それがさぁ、スーツ姿はいいんだけど、


ただのサラリーマンな訳!


とりあえず1時間だけ飲んで帰って行ったけどね!」