艶麗な夜華

そしてあたしのところに駆けつけてきたのは、


いつも以上にキメた姿のヤス。



「いらっしゃい沙希!」



「うわっヤス!いつも以上にかっこいいね!」



「うるせぇよ、ぶっ殺すぞ!」



久々に殺されたところでボックス席に座る。



すると、エアーパーテーション水槽の泡の隙間から、


隣の席につく恭也の姿が見えた。



「ねぇ沙希?なに飲む?」



「ん~と、オレンジジュース」



「了解!」



内勤のスタッフだけでは回れないようで、


ヤス自ら飲み物を取りに行く。



隣の恭也はあたしに気が付く事なく女性客を接客中。



いつも店で接客している時と違って、


手の動きやアクションが大きい今日の恭也はまるでホスト。