駐車場に車を停め、店に向かって歩く。



「ねぇ恭也?あたしと一緒に歩いて大丈夫?」



「それ、お互い様だろ?」



「あっ!そう言えば……よかったの?


ウチの店の女の子達が居るところにあたしを迎えになんか来て……」



「俺は構わないけど、明日お前なんか言われるだろうな」



そんな事を話していると店の前。



このビルのほとんどの店が休みの今日、


お互い知っている人に会う事なく此処まで来れた。



ポケットから取り出した鍵をドアに差し込む恭也。