艶麗な夜華

どんどん鋭くなっていく目に、


"無理をしている"


そう、思った。




「でも!このままじゃ恭也、


体も、気持ちも限界超えちゃうもん!


そんな恭也見てるの辛いよ!痛いよ!


あたしにできる事はなにもないの!?


あたしはこうして恭也を見ている事しかできないの!?


ねぇ恭也!」







「なんなんだよお前は!」






その目はますます鋭さを増し、


声を荒げたと同時に、



「ンッ…」



突然あたしの体を引き寄せ、


締めつけるように抱きしめた恭也。









「少し………黙ってろ」






「………うん」








あれから今日まで、


何日眠れない夜を過ごしたんだろう。


どのくらい不安を感じていたんだろう。


長い夜に押しつぶされそうになって、


それでもみんなの前ではいつもの恭也で居て───



それなのに……


こんなに恭也が戦っている時に……


ごめん……


勝手に落ち込んで、


勝手にいじけて、


勝手に……嫉妬なんかして。







ちっぽけな自分が情けなかった。