艶麗な夜華

車にうといあたしは、なんだかわからず着替えを続ける。



それなのに、なにかとあたしをバカにするアイさんが話し掛けてきた。



「ねぇ沙希ちゃんは日曜日、


誰か送り迎えしてくれる人居るの?


あっ、ごめんごめん居る訳ないかぁ~。


はははっだっていつも歩きだもんね!」



なんだか無性に悔しくなったあたし。



「居ますよ」



なんて言ってはみたものの頭に浮かんだのは、


翔とボロボロの赤い軽。



「なんだ居るんだ!


ごめんね失礼な事言って!


それで?その人が乗ってる車ってなに?」



「えっ?」



そこまで聞かれるとは思っていなかったあたしは今、


自分の強気発言に後悔。



「な、なにって……あたしあまり車には詳しくなくて……」



「ふぅ~ん。大きさは?まさか軽じゃないよね?


もしも事故になんて遭ったら命が危ないもんねっ!


1人で乗るならいいけど、


助手席に誰かを乗せるのには向いてないわっ」



「そうですよね~」



以外にも見栄っ張りだったあたし。



いや、違う!この人が言わせたんだ!



「じゃあ日曜日はその人に送り迎え頼むんだぁ」



「あぁ、いや~相手の都合もありますし……」



「ん?もしかして嘘吐いてる?


あはははっいいよ、居ないなら居ないって言えば!


別に驚く事でもないし!


それともなに?少し背伸びしちゃったとか?


はははっ」



笑いながらスタッフルームを出て行くアイさん。