艶麗な夜華

出勤時間が一緒の翔に乗せてきてもらう事も可能だけど、


アイツの車はいつ壊れてもおかしくない中古で買った10万円の軽。


見た目はボロボロだし、


色は赤だし、


なんか変な音がする。



逆に笑われる。



ちなみに今年車検取るか迷っていた。



っていうか取れるの?




ロッカーの前に行きドレスに着替えていると、


ホステス達が今週の日曜日に開催される、


店の10周年記念パーティーの話で盛り上がっている。



「そろそろ10周年記念パーティーだね!」



「そうだね!上手くいくといいね!」



「うん!ねぇ、モモカちゃんは会場まで彼氏に送り迎えしてもらうの?」



「そうね。行きはお客さんに見られるとマズイから途中で降ろしてもらうけどね。


ミクちゃんは?」



「あたしはカズ君にお願いした。


この前車買ったみたいで、


最初にあたしを助手席に乗せてくれるっていうからさっ。


ちょうどいいかなぁって」



「へぇ~車種は?」



「レクサスって言ってたかな」



車種を聞いて、


一瞬モモカさんの目つきが変わったように見えたのは気のせい?



「凄いね…」



仲よさそうに話している2人に、


なぜか違和感を感じた。