艶麗な夜華

恭也の為になにもできないあたし。


飛鳥の事はヒカリさんから聞いて知っていた。



昨日、ヒカリさんと恭也が一緒に居たのは、


その事を話していたから。



もう少しあたしが早くそれを知っていたら……


なんて思ってしまうのはなんだか不純で、


でも、恭也の口からその名前が出る度に、


どうしてもそんな事を思ってしまう。



「恭也さん?タクミはどういうつもりで、


ヒカリにその事を話したんですかね?


恭也さんの耳に入ってもいいと思って話したんですかね?」



「さぁ~な。


ただ、ヒカリは並みの女とは違う。


あくまでタクミを支持しているように振舞ったに違いない」





そんな事を話していると店のドアが開いた。



そしてそこには愛華の姿。



「悪いな、呼び出して」



最初に声をかけたのは恭也。



恭也が愛華を……どうして?