艶麗な夜華

そして今、



「ふぇ~久しぶりに沙希の手料理食べたぁ~」



隣には満足そうな翔。



「ちょっと翔!ところで翼の情報は?」



翔はソファーに寝転がると、


とんでもない事をなんでもない事のように話し始めた。



「翼さんとは少しずつ話すようにはなったんだけど、


中々心開いて貰えなくてね。


あまり人を寄せ付けないっていうかさぁ。


あっ、そう言えばウチのオーナーに、


あのビルのオーナーが店を出す事を話してた人が居たなぁ~。


たしか、オーナーにはまだバレない方がいいんじゃなかった?」



えっ……



翔の口ぶりに、理解するまで少し時間が掛かった。



「オーナーって……もしかしてタクミさんの事?」



「そうだけど?」



「はぁぁぁああああっ!!!!!」



大きな声を出すあたしに、


ソファーから飛び起きる翔。



「えっ!!そんなに大変な事なの?


で、で、で、でも俺は沙希やヤス君に口止めされてたから、


誰にも話してないよ?」