艶麗な夜華

4月も残りあとわずか、


もう半月後には恭也のお店が完成する。



それなのに翼の情報はまだ、なにも入ってない。



タクミさんのお店は、


最初の時ほどは忙しくはないらしく、


1時30には帰る事ができるようになったらしい翔。



店から帰宅し、


メイクを落とし終わった頃、


そんな翔から電話が来た。



「もしもし!翼から情報得られたの?」



開口一番そう言ったあたしに、


翔が能天気な口調で話す。



「ねぇ沙希ちゃん、俺、お腹空いたんだけど今からなにか食べさせてくれない?」



「はぁ?今からって、もう1時半だよ?」



「もう少しで沙希のおウチに着くからよろしく~!」



一方的に切られた電話に腹を立てながらも冷蔵庫を覗く。



食べさせるものなんてなんにもないし!



なんて思いつつも残ったご飯で作ったチャーハン。