艶麗な夜華

恭也は顔をしかめるとヤスに聞く。



「それで、アイツらにタクミはなにをしたんだ?」



「何処でどう情報を得たのかは知りませんが、


タクミは2人に自分が借金を肩代わりしてやると言ったそうです」



「ほぉ~」



「そしてその条件がタクミの店で働くってやつで、


利息を払うのに精一杯だった2人にとって、


その話を断る事はできなかったみたいです。


ところが、タクミは借金を肩代わりなんてしなかったんです。


ロウとヒロキは見事にタクミに騙れ、


それでも此処に戻ってくる事はできず、


今はもの凄く後悔していました。


でも恭也さん!理由はどうあれ、


俺はタクミのところに行ったアイツら…」



ヤスが話している途中で恭也が口を開く。



「ヤス、アイツらに俺が店を開く事は話したか?」