艶麗な夜華

タクミさんはウイスキーを飲み干し、


背もたれに寄り掛かると話を始める。



「これは今日耳に入ってきた情報なんですが、


なんか元ブレイブがあったテナントに、


工事業者が入ってるみたいなんですよ。


恭也さんならなにか知っているかと思いまして」



タクミさんの話に心の中では驚きながら、


全員真顔で聞いていた。



「さぁ~な」



「おそらく新しい店ができるんだと思いますが、


あの広い店でたとえばホストクラブを開くとすれば、


20人はホストが必要です。


俺のところで15人やっと集めたのに、


そんな人数集まりますかね?


それと、1つ気になってる事があるんですけど、


元ブレイブのメンバーの中で、


他の店でホストをやっている人間が1人もいないんですよ」