艶麗な夜華

あたしにはまったく思いもつかないそんな事。



確かにヒカリさんが言う事には一理あった。



きっとヒカリさんならいい考えを出してくれると恭也は思っていて、


そして見事に期待に答えたヒカリさん。



「高さはあまり出さない方がいいな」



「そうね!奥行は広い方がいいかもね!」



「だなっ」



笑顔で話す2人。



もしもあたしが恭也から相談をされてたとしても、


なにもいい考えなんか出ないし


まったく役になんて立てない。



だからこそ、店の事を話し合う2人を見ているのが辛かった。




片付けが終わり、


恭也が鞄に設計図をしまうと出勤してきたヤスとキン。



「「おはようございます」」



「おはよう」



「あっ、ヒカリさんいらっしゃいませ!」



ヒカリさんを見て急に目を輝かせるヤスとキン。




「久しぶり!」



「あれ?ヒカリさんなにも飲んでないんですか?」



「悪いなヒカリ、なにも出してなかったな」



「いいのよ恭也」



そんな事を話をしているとドアが開く。



ガチャ



そしてそれは……タクミさんだった。