艶麗な夜華

店を出ると恭也のところへと向かう。



時間は7時。



今日はお客として恭也のところへ行く。




ガチャ



「いらっしゃ…なんだ沙希か。


今日は同伴だったんじゃないのかよ?」



ヤスが首を傾げる。



恭也には、用事があって店の片づけには行けないと伝えていた。



面接の事は言っていない。



働く事がはっきり決まってから報告しようと思っていたから。



「今日はお客さんとして来たの」



「はぁ?お前からそんな気を遣われる程ウチは大変じゃねぇよ!」



1人もお客さんが来ていないせいか、


ヤスはキレ口調でそんな事を話す。



「いや、別にそんなつもりではないんだけど……」



「そうか、なに飲む」



いつも急に怒って急に機嫌がなおるヤス。



いいんだか悪いんだか……



「なににしようかなぁ?


アルコール入ってないやつがいいんだけど……」