艶麗な夜華

あたしは顔を上げ、


ママの目をしっかりと見る。



毎日女の子達に文句を言われ、


それを知ってもママは知らないフリ。


なにも悪い事をしていないのに、


誰にも意地悪をしていないのに攻撃され、


いっぱい泣いていっぱい苦しんで……



───もう、あの場所はあたしの居るところではない。



「わかりません!」



「なにがですか?」



急にそんな事を言いだすあたしを怪訝な顔で見るママ。




だけど今は、自分の思いをそのままぶつけるしかなかった。



「私が、このお店にふさわしいかはわかりません。


わからないけど……必ずこのお店にふさわしいホステスになるので、


どうかお願いします!


私を此処で働かせてください!」



ただただ必死だった。




"必ずこのお店にふさわしいホステスになる"なんて、


そんな自信何処にもないのに……