艶麗な夜華

「此処のお店は、この街で1番の高級クラブと称されています。


決して安い料金設定ではないこのお店へお客様に来て頂く為には、


それ相応のホステスが揃っていなければなりません。


沙希さん?」



ママの目が、厳しい色へと変わる。



「はい」



「あなたはこのお店にふさわしい人ですか?


私の目から見ては、そのようには思えないのですが?」



落とされた……



すぐに落ち込んでしまったあたしは、


なにも言えず下を向いてしまう。



想定していなかった訳じゃない。



受かるなんて確信はなかった。


だから、ジュアンを辞めてから面接を受けに来るなんて事はできなかった。



"ジュアンで働き続けるしかないか"



そんな考えが頭をよぎったと同時に強い拒否反応が出る。



"嫌だ!もうあそこで働くのはうんざり!"