艶麗な夜華

「ねぇ恭也……」



「あぁ?」




その質問に答えてくれないかもしれない。



でも、恭也の思いを知りたかった。



「後悔……してる?


ブレイブの代表のお願いを……断った事?」



恭也は少しうつむくとすぐに顔を上げる。



「俺の中に、アイツの願いを聞いてやろうなんて考えは、


ほんの少しもなかったんだ。


後悔しようがないだろ?」




恭也はその場に立ち上がると、


シャンデリアを見上げた。



光に照らされた横顔が綺麗で、


もう悲しみに揺れる事のないその目は強い覚悟と決意を感じさせ、


これからどんどん前に突き進んでいくその人に、


いずれ自分が忘れられてしまいそうで、


不安で、悲しくて……



「恭也……」