艶麗な夜華

恭也は少し下を向き片目を閉じ、


これから作られていく店をイメージしている。



あたしはそんな恭也の隣に座ると、


天井のシャンデリアを見上げた。



こんなに凄いお店を作ったブレイブの代表。



きっとこの店ができた頃、


彼はキラキラ輝いていて、


生きる希望に満ち溢れていた筈。



「ねぇ……恭也……」



「あぁ?」



「もったいないね……ブレイブの代表。


こんなお店を残して……」



恭也は背もたれに寄り掛かると、


天井のシャンデリアに目を向ける。



「強いヤツほど、


崩れる時はあっという間だ。


いや……強い人間なんて存在しないのかもしれない。


あぁ~それにしても広いなぁ。


1ヶ月の電気代だけでいくら掛かんだよ」