艶麗な夜華

「えっ、あたしは…その……散歩?あはっ?」



わざとらしい笑いに恭也が目を細める。



「なんだそれ?まぁいい。


暇ならお前もついてくるか?」



前なら絶対にこんな事は言ってくれなかった。



恭也の中であたしの存在が変わった事が実感できて、


凄く、凄く嬉しかった。



「いいの!!」



「あぁ。ちょうどいいお前が店の鍵を開けてこい」



「えっ?なんで?」



「俺が空き店舗に入って行くところを誰かに見られたらすぐに噂が立つ。


店をオープンする事が今バレるのはマズイだろ?


お前は鍵を開けたら中で待ってろ。


俺は人がいないか確認しながら隙を見て入るから」



そういう事……ね。


良かったね恭也、あたしが此処に居て!