艶麗な夜華

お店が終わり、


女の子達から文句を言われる前にスタッフルームをあとにする。



外に出ると、帰り道とは逆の方向に歩き出した。



そして数分。



目に前には"エレナ"と書かれた看板。



ビルの1階に位置するそこは、


入口の一番手前にある。



高級感のあるドアにすら緊張し、


もう一度看板に目を向けると後ろから恭也の声。



「なにしてるんだお前?」



「きょ、恭也!なんでこんなところに居るの?


お店は?まだ12時過ぎだよね?」



「あぁ、ヤスとキンに任せて出てきた」



「飲みに行くの?」



あたしはエレナの看板に目を向ける。



「店を見に来たんだよ。


このビルの2階にブレイブがあったんだ」



「そうなの?」



「あぁ。それよりお前こそこんなところでなにやってんだよ?」