艶麗な夜華

昨日の夜、ブレイブの代表から貰ったという赤ワインを全部飲み干し、


まだたくさん入った煙草の箱をゴミ箱に投げ入れたあと、


恭也の目から悲しみは消え、


なにかを覚悟した表情へと変わった。



1時間にも満たないあの短時間で、


此処までの事を考えていた恭也。



普通なら何日も、いや何ヶ月も掛けて決める事を、


わずかな時間の中で決断する恭也はやっぱり、


あたしなんかにどうこうできるような人じゃない。




「恭也さん!でも、恭也さんはホストクラブはもう…」



「ヤス、俺はタクミを潰すって言ってるんだ。


ステージが違っては戦えないだろ。


それに、半端じゃ駄目なんだ。


もう二度とこの街で、


その名前を耳にする事がなくなるくらいまで徹底して潰す。


ぬるい事やってると、


こっちが潰されちまうからな」