艶麗な夜華

夕方になり、


店に行く支度を始める。



まだ、現実に戻りきれていないあたしは、


今日から始まるいつもの生活に憂鬱さを感じていた。



家を出るとふと、空を見上げる。



そしてすぐに見つけたオレンジ色の星。



昨日の今頃は、あの星を恭也と一緒に見ていた。



店に着くとすでに恭也とキンが居て、


コートをクローゼットの中にしまうとカウンターに座る。



すると、店のドアが開きそこにはヤスの姿。



「ヤス!!」



驚いて大きな声を出すあたしに恭也が言う。



「俺が呼んだんだ」



「えっ??恭也が??」



恭也はカウンターの中から出るとみんなに指示を出した。