艶麗な夜華

「忙しい所悪いけど、

今から3種類くらい適当に作ってマンションに持って来てくれないか?

あぁ、ちょっと事情があって今日は休んでるんだ。

じゃあ頼む」


電話が終わると恭也があたしに話す。


「1時間くらい掛かるみたいだけど大丈夫か?」


「うん、全然平気」


まったくお腹なんか空いていない。


こんな感情を今抱くのは間違っているのかもしれないけれど、

こうして2人で過ごす時間が長くは続かないんだって思うと……

明日には終わってしまうのかもしれないって思うと……

とてもじゃないけど食べ物なんて喉を通らないんだ。