艶麗な夜華

まだまだ長い煙草を灰皿に押し付ける恭也。


「その目的って……言いたくなきゃいいけど……」


恭也はその場に立ち上がるとキッチンへと行く。


そして冷蔵庫からビールを持ってくると、

それをチェイサーにワインを飲み始めた。


「駄目だ、10万円のワインには悪いけど、

さすがに飽きてきた」


スルーされてしまった質問を、

もう一度聞く事はしない。


しばらくの間会話が途切れ、

部屋の時計を見る恭也。


「お前になにも食べさせてなかったな」


恭也はスマートフォンを手に取ると何処かに電話を掛ける。