艶麗な夜華

「部屋に戻るぞ」


「うん…」


真っ暗な部屋の中、

恭也は照明をつける。


お店と同じ少し暗いオレンジ色に部屋が染まり、

静かなBGMが流れる。


「よし、酒でも飲むか。

いつまでも辛気臭くしていても仕方ない」


恭也はキッチンへ行くと、

シャンパンクーラーにワインを持ってきた。


「なにか手伝った方がいい?」


「座ってろ」


「うん」


恭也は慣れた手つきでワインからコルクを抜くと、

テーブルに並べた2つのグラスに注いでいく。