艶麗な夜華

恭也が大好きなヤス。


少しでも恭也の事を悪くなんか言ったらすぐに、


"ぶっ殺す!"と、声を張り上げて……


誰よりも恭也を信用し尊敬ししたっていた。


それなのに……


「おい、なんでお前が泣いてるんだよ」


しゃがみ込んだあたしの腕を掴む恭也。


「ヤスも……ヤスも泣いてたよ。

本当は恭也にあんな事言いたくなくて、

あんな事……言って欲しくなくて……」


腕を掴む恭也の手に力が入り、

その場に立たされる体。


「これから出勤だろ。泣くな」


こんな状況でも、

恭也の口から出る言葉はいつもと変わらない。


そして次の日、ヤスは出勤してこなかった。