艶麗な夜華

「関係ないなんて……悲しい事言わないでよ恭也……。


ねぇヤス…」


「ごめん沙希……でも、これは俺と恭也さんの問題だから」


笑顔でそう話すヤスの目には、

涙が溢れていた。




バタン



ドアが閉まり、恭也と2人きりの店内。


「恭也……ヤス行っちゃったよ……


追いかけなくていいの?」



「アイツだってガキじゃねぇ、

自分の判断で行動したんだ。

止める必要なんてない」


「嫌だよこんなの!!」


あたしはカウンターの中に入ると恭也の袖を掴む。


「触るな!」


「ねぇ恭也ーっ!どうしてこんな事になっちゃうの?

嫌だよぉー!!」


悲しくて悲しくて涙が溢れた。

2人がバラバラになるところを見るのは辛過ぎた。