艶麗な夜華

「そう……ですよね……」


顔をしかめ下を向くヒロキがなんだか気の毒になってしまう。


「ごめん……少しキツイ事言っちゃったね……。


ところでさ、どうして後悔してるの?」


「それが……」


話しづらそうにするヒロキ。


そこでロウが口を開く。


「1人1人ノルマがあって……


目標売上を達成しないとクビにされるんです。


しかもその目標売上っていうのが無茶苦茶高い設定で……


俺達みたいに他の店から引き抜かれてタクミさんのところに来た人達が多くて、


みんな今更前の店に戻る事もできないし、


だから毎日目標売上を目指して必死で……」