艶麗な夜華

マスターは煙を吐き出すと話を続ける。


「OLだった結衣は、

タクミに会う為に夜の仕事を始めた。

最初はキャバクラ、でも最終的には体を売る仕事にまで足を踏み入れてね。


その頃から、タクミが身に着けるものはどんどん高価になっていった。

たぶん結衣がプレゼントしたものだろうね」


「恭也は……その時、恭也は……」


「恭也は時々、結衣の相談に乗っているみたいだったよ。

バックヤードで恭也と結衣が電話で話す会話を、

何度か耳にしているからね」