艶麗な夜華

「結衣は最初、恭也の客だったんだ」



「えっ…」



「恭也がくるまでタクミはウチのナンバーワンだったんだ。


ところが恭也はたった2ヶ月でタクミを越してね。


あのビジュアルと独特の雰囲気に存在感、


最初面接でアイツに会った時、


いずれ必ずウチのトッププレイヤーになると思ったよ。


でも、まさかあんな短期間でナンバーワンになるとは思っていなかった。


なにしろ恭也はまったくの素人だったからね」



「そうだったんですか…」


「あぁ。恭也の噂はたちまち広がり、


新規の客がどんどん増えていった。


タクミはそんな恭也に嫉妬した。


そんな中、今度は愛華がウチの店に入ってきたんだ。


それまで愛華は他のホストクラブで働いていた事もあって、


愛華を追いかけてたくさんの客がウチにくるようになったよ。


そして程なく愛華はナンバーツーになって、


必然的にタクミは2人の背中を追う形になったのさ」