艶麗な夜華

「違うよ」


すぐに返ってきた答えに胸を撫で下ろすあたし。


今はもう気持ちがなくても、


それが愛華だったらやっぱり嫌で。



「そう…ですか」


「愛華とも知り合いなんだね。


結衣を自殺にまで追いやったのはタクミっていうホストでね。


アイツは私利私欲の為ならどんな事でもするような男だった。


たとえそれが残酷な事でも」



一瞬、息をするのも忘れた。


結衣さんを自殺にまで追いやった人……


それはタクミさん。


あたしは記憶の糸を辿る。