艶麗な夜華

恭也はあたしの体を起こすと、


水を入れたコップと薬を差し出す。



「じゃあ、ちょっと行ってくるから寝てろ」



「ありがとう恭也……」



ベッドに倒れ込むと、


いつの間にか眠っていたあたし。













ピーピーピー



ストーブの3時間延長の音に目を覚ます。



すっかり温まった部屋の中、


延長ボタンが押された音に、


パッと目を開けると恭也の姿。



「えっ!!なんで居るの??」



此処に恭也が居る事に驚き、


熱があるのも忘れて勢いよくベッドから起き上がった。



「急に起き上がるな。


さっきまで立ってる事もできなかったんだ。


横になれ」



「う、うん……」



床に座っていた恭也はその場に立ち上がると、


ベッドに横になるあたしの隣に座り、


その大きな手で額に触れる。