艶麗な夜華

「寒い……」



ガタガタと震える体に身を縮めると、


恭也があたしの肩を摩る。


「待て、もう少ししたら暖房きいてくるから」


「なんでよ……なんで優しくするの?


あたしの事なんかどうでもいいんでしょ……」


具合の悪さと恭也の優しさに溢れ出す涙。


「薬局で薬買ってからお前の事家に連れて行くから」


薬局に寄りアパートの前につくと、


シートにうずくまるあたしの頬に恭也の手が触れる。