艶麗な夜華

「ありがとう!それで今、彼氏と飲んでるところ!


ちなみに、同棲まで始めちゃった!」



「は、はやっ!」



「あはははっ」



幸せそうな美緒に、


今のあたしの現状なんて話せる筈がない。




電話が終わり、さっきまで以上の孤独があたしに襲いかかる。





───誰も居ない。


そんな事を思うと、寂しさに涙が止まらなかった。








次の日。


目を覚ますと時計は昼の1時を回るところ。


ベッドから起き上がると違和感のある目に鏡を覗き込んだ。



うわっ!最悪だ!



泣きながら歩いて家に帰ってきた昨日。


帰って来てからも散々泣いて……


その結果が鏡の中。


"超"が付くくらい腫れた目のあたしは、


これまた"超"が付くくらいブス。


慌ててキッチンへ行くと冷凍庫から保冷剤を取り出し、


店に行くまでに腫れが引ける事を願いながら目を冷やした。